Apple サプライヤーの数千にも渡る部品のサプライチェーンを支えるCData Arc™

Apple サプライヤーの数千にも渡る部品のサプライチェーンを支えるCData Arc™

世界最大級の企業であるApple は、グローバルなサプライヤーネットワークに依存しており、そのすべてがシームレスなB2B EDI システムによって管理されています。Apple の主要サプライヤーの1社は、音響部品から触覚バイブレーター、無線周波数(RF)、光学機器に至るまで、通信およびIT 消費家電向けの統合マイクロコンポーネントソリューションを提供しています。これらのコンポーネントは、iPad、iPhone、およびAppleWatch に組み込まれています。

効率を最大化するために、Apple はサプライヤーと協力して、電子注文およびフルフィルメント処理をApple のEDI システムと統合しました。Apple のシステムに接続するために、サプライヤーはSCM EDI 実装のコアコンポーネントとしてCData Arc を導入しました。CData Arc により、サプライヤーはSAP ERP システムをApple のEDI システムとシームレスに統合して、発注書、出荷通知、請求書などの重要なプロセスを制御できるようになりました。


Apple との統合

CData Arc は、Apple とそのサプライヤーに、安全なファイル転送(AS2 経由)、EDI メッセージング、およびERP 統合を提供します。以下の図は、CData Arc がどのように処理に使われているかの概要を示しています。

安全なファイル転送

CData Arc AS2 コネクタは、ダイレクトメッセージングがApple 社にとって重要な要件であったため、Apple のEDI システムと直接ドキュメントを安全に送受信できるように構成されています。 最も安全で迅速な統合を提供することに加えて、直接統合することで、VAN の処理コストがなくなります。

EDI メッセージング

注文の処理とフルフィルメントのために、Apple はいくつかの標準的なEDI メッセージによるコミュニケーションを必要としました。これを実現するためにApple のマイクロコンポーネントサプライヤーは、CData Arc のANSI X12 コネクタを使用して、ERP エンティティと以下のような標準EDI ドキュメントとの間でデータを変換しています。

  • 850 (Purchase Orders)
  • 860 (Purchase Order Change Requests)
  • 855 (Purchase Order Acknowledgements)
  • 856 (Advanced Shipping Notices)
  • 846 (Inventory Inquiry/Advice)- Apple の場合、ベンダーは846を使用して完成品在庫を通知します。
  • 810 (Invoices)
  • 997 (Functional Acknowledgements)

以下の図は、企業間の基本的なメッセージ要求と確認応答の流れを示しています。

CData Arc は、Apple の重要なマイクロコンポーネントサプライヤーに、ANSI X12 ベースのさまざまなEDI メッセージとサプライヤーのSAP システムとの間で値を簡単にマッピングする方法を提供しています。

Apple のサプライヤーは、CData Arc に長けたEDI 導入パートナーと直接協力して、EDI マッピングと変換を迅速に導入しました。CData Arc のEDI 導入パートナーと協力することで、Apple はサプライヤーとのメッセージング統合を迅速に進めることができ、将来のEDI 実装のためのリソースを確保することができました。

ERP 統合

CData Arc アプリケーションは、サプライヤーのSCM プロセスを簡単に拡張することができ、CData Arc はサプライヤーが導入しているERP と直接統合することができます。Apple のサプライヤーは、CData Arc iDoc コネクタを利用してメッセージを変換し、SAP ERP との間で直接統合しています。Apple がリクエストを送信すると、メッセージはCData Arc を経由してルーティングおよび変換され、SAP のインストール先に直接渡されます。

同じように、サプライヤーがApple に通知する必要がある場合、サプライヤーはSAP ERP システムを更新するだけです。あとはCData Arc がSAP の変更を監視しているため、変更が発生すると、CData Arc がメッセージを適切なEDI ドキュメント形式にマッピングおよび変換し、メッセージ をApple へ安全に送信します。


結果

CData Arc を採用したことで、Apple とそのサプライヤーは、Apple のサプライチェーン要件に適合するように、注文とフルフィルメントのプロセスを迅速に統合しました。統合作業は予定どおりに予算内で実行され、Apple の主要なマイクロコンポーネントサプライヤーは継続的なコスト削減を実現しました。